2023年06月16日。長野県の小海町役場にて、ジェンダー(LGBT)に関する職員研修の講師を担当させて頂きました。当日は町長を含む役場職員の皆様、小海町町議会議員の皆様、そして長野県庁や佐久市、佐久穂町の人権担当者様もご参加頂き、50人規模の研修会となりました。

時間は13時からでしたが、11時には現地入りし、入念に機材や講習内容のチェックを行っていました。今回がAGSとして初めての講習になるのですが、本来はもっと小さな講習を想定していたため、後ろからスライドの文字がすっごく見にくい(と言うか見えない)等、改善点も多々発見。本来の講習内容はSOGIとLGBT(エックスジェンダー含む)の両方を解説する予定でしたが、議会などの関係上60~90分の内容を50分にギュッとまとめた形となり、LGBTに関しては配付資料のみでの簡単な説明のみになりました。
講師として研修会を進める中で色々な話をしましたが、女性の町議会議員のお二人がとても共感して頂いている印象を受け嬉しかったと共に、講習後も様々な方に声をかけて頂き本当に感謝しております。

小海町は移住前から、移住に関して親身に相談に乗って頂いたり、女性として役場で雇って頂いたりと、ジェンダーに関して非常に理解のある町だと思っています。こういった町が増えていくことにより、全てのジェンダーが生きやすい真の共生社会が形作られるのではないか?と思っています。
ただ一つだけ誤解しないでほしい事がありますが、私は真の共生社会を作る上で、LGBT側の意見を聞くだけではなく、大多数のシスジェンダーの意見も聞かなければならないと思いますし、何より立場の弱い女性と子供の安全は最大限配慮しなければならないと考えています。先日もとある女性の方と仕事の連絡をしている時に、性自認による女性スペースの使用に関して警戒心と恐怖心を抱いているが、それを言うと差別として扱われるような今の現状に強い息苦しさを感じていらっしゃいました。
私が言うのもおこがましいのかもしれませんが、私は女性の味方であり、子供達の味方でいたい。性犯罪を受けた苦しみや恐怖を知る一人の人間として、トランスジェンダー(MTF)の性犯罪を絶対に許さないし、それを防ぐシステムを作りたいと強く思っています。
今後とも皆様、宜しくお願い致します。
※小さな規模での講習会等も柔軟に対応しております。行政や教育機関等はコンサルティング料金よりも低額の謝金で対応させて頂いておりますので、お気軽にご相談ください