LGBT当事者の学生に向けて出来る事

雑記

AGSの古江です。今回はタイトルの通り、私がLGBT当事者の学生に向けて出来る事を色々と綴っていこうと思います。

AGSの構想段階から、事前調査でLGBTで悩む学生が多数存在し、話す相手やその居場所がない。つまり苦しみや孤独を抱えている事が改めて分かりました。自殺も頭によぎることがあるというデータからは、当事者が本当に追い詰められている状況が垣間見えます。

かくいう私は、大人になってから徐々に自分の価値観のズレに気づいていき…という感じだったので、性の悩みという意味で一番辛かったのは20代後半です。その当時は本当に自分が何者なのか、よく分かりませんでした…

感覚や考え方が女の子っぽい事は、昔から分かっていました。小学校の頃からですね。ただ家庭環境が厳しかったので、自分の内面と向き合う余裕が無かったのでしょう。そのまま大人になって年齢を重ねるうちに、色々なことが噛み合わなくなっていきました。

苦しみが分かる身なので、その悩みや苦しみを少しでも取り除いてあげたい。私がAGSを立ち上げた理由の一つでもあります。

今後は教育期間にも営業活動は行っていく予定で、長野県の学校を回ろうと思っています。本当は実際に当事者の方とお会いして色々とお話をしたいのですが、当事者の秘匿性を考えるとなかなか良い手段が無く、当事者の匿名性が守られ心のサポートを行うにはどうしたら良いだろうか?というのを考えていました。

そこで考えたのが、Youtubeの限定公開動画を使う方法です。

いわゆる特定のアドレスを知っている人しか見ることの出来ないチャンネルでコミュニケーションをとる方法なら、当事者の匿名性が守られ、多数の方が参加でき、荒らしもある程度防ぐことが出来るのではないかと考えたわけです。動画配信はのちのち必要な手段になるだろうと思ったので、OBSを用いてのゲーム実況配信でやり方を学んでいました。

気兼ねなく楽しくお話が出来て、相談が出来て、そんな場所を作って心の負担が少しでも減らせたらいいな。と思っています。まあゲーム実況でもしながらのほうが、参加しやすいしメッセージを送りやすいのでしょうか…ね?(笑)

ということでご興味がある方は是非Twitterのフォローをお願い致します!Youtubeの限定公開動画のURLはこちらで投稿する予定です。色々な事を並行して行っているため詳しい時期は言えませんが、まずは週末に2時間ほど行えたらいいなと思ってます。

AGS代表 古江鮎花 - AYUKA FURUE -

長野県を全てのジェンダーが生きやすい社会へ。アユカジェンダーサービス(AGS)代表。GID(性同一性障害)学会会員。GID学会エキスパート研修修了者。30代過ぎに性同一性障害と診断され、以降はホルモン治療を続けながら女性として生きる事を選ぶ。女性と子供の安全に最大限配慮し、性同一性障害の理解促進と誰もが愛と結婚を叶えることが出来る真の共生社会の実現を目指す。
趣味はゲームやアニメ、車や音楽と多彩。WEBやサウンドデザイン、文章ライティングやロゴデザイン等のスキルを併せ持つ。

著書:『心が女性だから』は許されない-真の共生社会への道-

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