GID学会エキスパート研修会修了と危うい”性自認主義”
私の所属する日本GID(性同一性障害)学会が行っているエキスパート研修会を無事に修了する事が出来ました。このエキスパート研修会というのは、GID学会が認定している医療コーディネーター、教育コーディネーターに必須の研修でして、主に医師や教員関係者等の条件を満たしたGID学会員が受講
AGS活動報告やその他様々な事を書き綴ります。
私の所属する日本GID(性同一性障害)学会が行っているエキスパート研修会を無事に修了する事が出来ました。このエキスパート研修会というのは、GID学会が認定している医療コーディネーター、教育コーディネーターに必須の研修でして、主に医師や教員関係者等の条件を満たしたGID学会員が受講
何故アウティングという言葉が生まれ、アウティングで傷つく事になるのでしょう?わたしも最悪な状況かつ最悪なタイミングでアウティングを受けた経験があるため、その心の苦しみは痛いほどよく分かりますが、異性愛が当たり前という間違った認識が、アウティングと言う言葉を生み出し、それをされたこ
以前FTMの方のLGBT理解促進の講演を拝聴したことがありますが、とても憤りを覚えるものでした。というのも、LGBTの理解促進の講演であるはずなのに、この一番辛い立場に置かれているMTFに対する説明が何もなく、ただFTMの視点からだけで自分たちは普通に生きていると講演されていたか
AGSとしては性的少数者(LGBT)と世の中を構成する大多数のシスジェンダーが真に共生できる社会を作るためには、性的少数者(LGBT)の意見ばかりではなく大多数のシスジェンダー側の意見も聞かなければならないと考えています。そのため特に問題視はしていません。
そして自分の周りにいる人で苦しんでいる人がいないか見渡してほしいと思います。ジェンダーの悩みを抱えている人は、自己肯定感という意味で常に不安定な状態に晒されています。貴方の優しい一言で元気づけられ、明日を生きる事に繋がるかもしれません。
タイトルにもあるとおり、”本当に変わらなければならない事”についてです。私としては二つあると思っていまして、ひとつは親の理解、もうひとつは職場の理解です。
世間ではLGBT理解増進法案について大変騒がれておりますが、明確な差別禁止を叫ぶ方々もいれば、法案は必要ないという方々もいる等、同じ当事者間でも意見は真っ二つに分かれているのが現状です。
タイトルにもありますように、理解が先か。法が先か。というのはLGBT関連法案に関してです。私はブログでも著書のほうでも、スタンス的には認知や理解が先で、その後に法という考えでした。が、今回の講演会に参加してその順序は逆なのではないか?と考えるようになりました。
19日に米フロリダ州の教育委員会は19日、公立学校の全学年で性的指向(好きになる性)や性自認(自分がどの性であるかの認識)に触れる授業の禁止を決めました。違反した教師は、教員免許が剝奪(はくだつ)される可能性があるとされています。
当事者が強く自分の身体的性に嫌悪を覚えるのなら、幼き頃からのホルモン治療はその当事者にとって明るい未来を歩む事への重要な意味を持つ事になりますが、少しでも揺らいでいたりする場合、取り返しのつかない後悔に繋がる可能性が十分にあります。