橋本愛さんのSNS発言について

ジェンダー関連 事件

週が明けました。皆様おはようございます。今日はネットでこのような話題を見つけたので書いていこうと思います。

連日のようにトランス女性問題のニュースが取り上げられています。難しい問題なのですが、どうしていつも当事者の方々は素直な意見に対し謝罪や撤回を求めるのでしょうか?

私は性同一性障害です。端から見れば女性ですが、世間のくくりからするとトランス女性と言うことになります。LGBT関係でいつも問題になるのはトランス女性です。昨年からブログで様々なことを書いていますが、トランス男性についての記事はほぼありません。

私がブログに上げるのは、私が伝えたいと素直に感じる事を記事として書いています。様々なメディアでのLGBT関係ニュースや自分の活動等です。トランス男性の記事がほぼ存在しないのは、社会的に問題となる事がほぼ起きていないからなのでしょう。(もちろん当事者は色々な苦しみを抱えているとは思います。)

世の中のトランス女性の大半は、大変な努力をして女性社会に認めてもらえるよう懸命に生きています。実際私の周りでも、みんなそれぞれの苦労がある中、懸命に生きてました。このまま女性として静かに暮らしたい。そっとしておいてほしい。LGBT関連のニュースがあるたびに私はそう思っていましたし、大半の当事者は事を荒立てたくないと常々思っています。

しかし、その一方で男性の見た目で女性専用スペースの権利を主張する極一部の方々がいます。

「心が女性だから。」そういいますが、実際の行動は女性的には私は感じませんし、自分が女性だったらトイレやお風呂に入っている時に、見た目が男性の方が入ってきたら恐怖を感じるのが当たり前だと思いますし、そう言った方々のことをまず考るのが普通だと思うのです。心が女性なのなら尚更。

そして差別だ、偏見だ、といって謝罪や発言の撤回を求めます。

この一連の流れからは、相手に対しての思いやりや配慮は感じますでしょうか?わたしは一切感じませんし、ただ自分の意見だけを主張しているようにしか思えません。

世界的にトランス女性が嫌悪を向けられている根本原因はここにあると思います。そしてこう言った極一部のトランス女性は、女性社会に溶け込めるよう懸命に努力しているトランス女性の努力を踏みにじっている事に気がつかないのでしょうか?

本当はもっと明るい記事を書きたいのですが、あまりにもこう言ったニュースが後を絶たない為、わたしも同じ女性を守る立場として書かざるをえません。一方だけの主張や価値観を押し付けた先にあるのは互いを憎み合う分断だけです。

AGS代表 古江鮎花 - AYUKA FURUE -

長野県を全てのジェンダーが生きやすい社会へ。アユカジェンダーサービス(AGS)代表。GID(性同一性障害)学会会員。GID学会エキスパート研修修了者。30代過ぎに性同一性障害と診断され、以降はホルモン治療を続けながら女性として生きる事を選ぶ。女性と子供の安全に最大限配慮し、性同一性障害の理解促進と誰もが愛と結婚を叶えることが出来る真の共生社会の実現を目指す。
趣味はゲームやアニメ、車や音楽と多彩。WEBやサウンドデザイン、文章ライティングやロゴデザイン等のスキルを併せ持つ。

著書:『心が女性だから』は許されない-真の共生社会への道-

関連記事

カテゴリー

アーカイブ