非常に寒い季節ですね。
私が住んでいる長野県はとても冬場は寒く、積雪も多い傾向にあります。わたしは今日は朝から排水のための配管が凍り付いたのか、台所の排水が出来ず朝から困ったことになっています…
さて、今日はトランスジェンダー女性のスポーツに関するお話です。
これに関しては世間では色々な意見があります。
平等を訴え参加を容認するべきか、はたまたそうでは無いか。
MTFのトランスジェンダー女性とも言える当事者の私の持論になりますが、私はトランスジェンダー女性は公式の女性スポーツ大会等には無条件での参加を認めるべきでは無い。と考えています。
理由を述べますと、女性ホルモンの摂取等でのテストステロン値での基準があるようですが、一度成人男性としての骨格が形成されてしまっている場合は、明らかに一般女性と体格や身長、筋肉の付き方なども異なりますし、そうなっていては流石に平等とはいえないのでは無いか?と思うわけです。
それに性ホルモン摂取の変化は個人差がとても大きいため、平均化できる訳では無いというのも理由にあります。筋肉量の減少も個人差があるでしょう。
こういった理由を考えると、一度成人男性として骨格が形成されている場合は、参加は難しいと私は考えます。
逆に第二次性徴期以前に男性が女性ホルモンを摂取する場合、骨格も女性として変化していくため、この場合は一般の女性として競技に参加するのは良いのでは無いかと考えます。
ちなみに国際水泳連盟FINAでも、男性から女性になったトランスジェンダーの選手でも、「タナー段階2(身体的発育が始まる時期)以降の男性の思春期をまったく経験していないか、12歳前の、どちらかであれば」、女子のカテゴリーへの出場資格があるとしています。
それが競技である以上、やはり公平性と言うことに関しては守られるべきだと思います。
多様性やジェンダー平等が謳われる時代になりましたが、競技に関してはシスジェンダーが圧倒的多数の世界を考えると、これは仕方が無い事だと思いますし、FINAでは男子または女子のカテゴリーで同連盟の大会出場資格を満たさない選手のために、オープンカテゴリーの大会創設に向けた新しい作業部会を設置することを決議したとも発表しています。
女子として女性の競技世界に参加したい。その気持ちは痛いほど分かりますが、それを素直に受け止めてしまうと数多くのシスジェンダー女性の競技公平性が失われる。
これを差別として捉えるか、それとも公平と捉えるか?
わたしは公平だと捉えています。
国際水泳連盟、トランスジェンダー選手の競技出場を制限
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35189185.html