トランス女性の女子競技への参加が何故認められるのか?

女性の人権

おはようございます。古江です。

正直な所目を疑う記事です。

女子競技へのトランス女性の参加については、以前にもブログで述べましたが公平性を損なうものだと思っています。

テストステロン値など色々な条件はあるのでしょうが、スポーツをする上で身体的に優れている元男性が、既に男性としてある程度成長している場合、女性として女子競技界に参加するのは公平性に欠くと思っています。

もともとスポーツの世界はシビアです。人体を駆使して最大限のパフォーマンスを発揮するため、選手の方達はメンタルなども含め過酷なトレーニングを日々行っています。大会では筋肉の増強に作用する成分が検出されれば失格(ドーピング)にもなりますし、細かすぎるウェアの規定で失格になる場合もあります。それだけスポーツの世界はシビアなのです。

そんな世界で元男性が女性の競技に参加する。正直それはとてつもないアドバンテージとなります。既に骨格が男性として形成中、もしくは形成されていればそれはもう男性な訳です。筋肉の付き方も違います。そして肝心なのは、性ホルモンの効果は一律なものではない、個人差があると言うことです。

つまりいくらテストステロン値などが規定されているとしても、それが統合的な身体能力の絶対数値ではないということです。性ホルモンによって男性的筋肉は減少するのでしょうが、減少量も個人によってバラツキがあるはずですし、女性並みになる保証なんて何処にもないのです。

競技というものは何より公平性が重要です。極一部の人のために大多数が不利な状況に置かれるのは許されることではありません。

AGS代表 古江鮎花 - AYUKA FURUE -

長野県を全てのジェンダーが生きやすい社会へ。アユカジェンダーサービス(AGS)代表。GID(性同一性障害)学会会員。GID学会エキスパート研修修了者。30代過ぎに性同一性障害と診断され、以降はホルモン治療を続けながら女性として生きる事を選ぶ。女性と子供の安全に最大限配慮し、性同一性障害の理解促進と誰もが愛と結婚を叶えることが出来る真の共生社会の実現を目指す。
趣味はゲームやアニメ、車や音楽と多彩。WEBやサウンドデザイン、文章ライティングやロゴデザイン等のスキルを併せ持つ。

著書:『心が女性だから』は許されない-真の共生社会への道-

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